アトピーとステロイド

ステロイドの効果について

ステロイドにはどんな効果があるのでしょうか。大きく分けて2つあり、抗炎症作用と免疫抑制作用を上げることが出来ます。ほかにもさまざまさ効果がありますが、とりあえずこの2つについて知ることが大切です。

抗炎症作用とは、炎症を抑える働きのことです。炎症とは、怪我をしたり火傷をしたり風邪を引いた時などにおきます。壊れたり傷ついたりした細胞は赤くなったり熱を持ったりむくんだり痛くなったりします。これが炎症と呼ばれる症状です。そしてこの細胞が傷ついて治すことが必要になった時、身体は自然治癒力を最大限に稼働させて修復しようとしますが、この原因を無くしたり片付けたりする作用のことを抗炎症作用といいます。ステロイドはこの炎症を治療する働きの部分を助けるために塗布される薬です。

免疫抑制作用とは体内で起きるいろいろな免疫反応を抑える作用のことです。免疫反応とは、外部から侵入してくる細菌やウイルスなどを排除する時に必要な免疫つまり抗体を作る事を指していますが、一度この抗体が出来ると次からはかなり早い段階で異物を見分けて体から外に追い出そうとする力が強くなりますので、本来体にとっては防衛ラインのような心強い働きをしてくれるものです。風邪や疫病のような病気に関してこの抗体が出来ると、次は同じ病気にかからなかったり、かかってもかなり軽い状態で回復することが出来ますので、とても有益なものです。しかし、時にこの抗体が有害ではないものにも働いてしまうようになることがあります。

有名なところではスギ花粉などがあります。本来スギ花粉は有害ではありませんが、身体が有害だと間違って判断して抗体を作り、次に花粉が入ってきたときに何とかして体から追い出そうとして鼻水や鼻づまり、くしゃみなどを引き起こします。これがアレルギー反応です。ステロイドはこのアレルギー反応を抑える働きをしますが、正常な免疫反応も抑えようとしますので注意が必要になります。