アトピーとステロイド

ステロイドと副作用

薬は効き目があると同時に副作用がつきものです。ステロイドも例外ではありません。アトピーで使用する薬ですので、どんな副作用があるのかを知っておくことはとても大切です。ぜひ正しい知識を持って使用するように心がけましょう。

ステロイドの副作用は大きく分けると2つあげられます。それは局所性副作用と全身性副作用です。局所性副作用というのはその名前の通り体の一部分、薬を使用したところに見られる副作用のことで、皮膚が委縮したり毛細血管が拡張したり毛が多く生えてきたり細菌感染に弱くなるなどのものがあります。この中でも特に毛細血管の拡張は注目しておく必要があるでしょう。なぜなら、わずかでも温度が変化すると顔が赤くなってしまったり、一度拡張してしまった毛細血管は正常な状態に戻るのがかなり難しくなり、通常でも1年以上、場合によっては二度と戻らない場合さえあります。

全身性副作用とはステロイドをどこに使ったかにかかわらずに全身に影響の出る副作用のことです。一番多い副作用は副腎皮質ホルモンが体内で作られなくなってしまうという現象があります。ステロイドの使用期間が短期間であればこの副腎皮質ホルモンの生産は元の状態に戻る可能性も高くなりますが、長期間にわたってステロイドを使用した場合には副腎皮質が働かなくなってしまって、ステロイドの使用を中止したとたんに以前よりもひどいアトピー症状が出てしまうことも起こります。

他にも副作用はありますが、どちらにしてもステロイドはあまり長期間使用することはお勧めできません。医師による処方での使用でさえ問題が起きていますので、よく考えて使うかどうかを判断し、もし使うとしてもなるべく短期間だけ使うようになさってください。