アトピーとステロイド

ステロイドの強さについて

ステロイドを用いて製造されている薬には強さがあり、5段階に分けられています。もっとも効果の高い、つまり強いステロイド製薬と一番弱いステロイド製薬には強さの差が数千倍もあります。多くの場合は血管収縮率などをもとに計算された値ですが、アトピー性皮膚炎で使われるステロイド製剤はほとんどが一番弱い物かその次に弱いものです。

強度に応じて分けるとどうなるでしょうか。弱い方から順に、ウィーク、ミディアム、ストロング、ベリーストロング、ストロンゲストの順になります。効き目ですが軟膏の場合塗る体の場所によって同じものでも効果が変わりますし、ステロイドの種類によっても変わりますのであくまでも目安にすることが大切です。

一番弱いステロイドはステロイドとしての効果は最小限に抑えられており、ほとんど無いと考えてもいいくらいの弱さに設定されています。例えばグリメサゾンというステロイドはグリテールという少し臭いのある抗菌剤と混ぜて作られた製剤です。殺菌を主に考えて処方されますので、ステロイドを効かせるための製剤という感じではありません。

逆に一番強いステロイドは使用方法を間違えると取り返しのつかない副作用が残る場合があります。例えばデルモベートというステロイドがありますが、これは本当にほかの強さのものではどうしようもなくなってしまったときに使うためのもので、もし弱い症状のうちから使用してしまうと逆にかぶれが酷くなったりすることも考えられます。このように、一番弱いものと一番強い物との差は千倍以上ともいわれていますので、間違っても処方された薬を違う場所や違う使用方法で使わないように気を付けてください。