アトピーとステロイド

ステロイドをやめる

ステロイドの使用で一番怖いのは、使い始めるとやめられなくなるというステロイド依存症です。やめようとして使わなくなると、リバウンドとよばれる症状が必ず引き起こされます。これは今まではステロイドによって抑えられていた体の修復機能が一斉に働き出し、まさに戦争のように猛烈に体に変化を引き起こす症状のことです。ひどい炎症が現れたり強いかゆみに襲われて少しかいただけでも皮膚が破れて体液があふれ出してくるように感じるほど出てくるかもしれません。ひどい場合には悪寒や発熱も引き起こされます。

それでもステロイドをやめることには益があります。なぜならステロイドは治療薬ではなく対処療法に過ぎないからです。実はアトピーの症状は抑えられているだけで治療はされていないので、ステロイドの効き目がなくなればまた悪化し、また使うという悪循環に巻き込まれるだけなのです。

もちろんリバウンドは想像を絶するほどひどくてつらい状態を引き起こすことがほとんどです。それで、急にやめてしまうというのではなく、徐々にステロイドのいらない体を作っていくという感じで対処することが出来ます。食事療法でアレルギー物質は排除しながらも体に必要な栄養はしっかりと取り入れることで、体の中の毒素を排出できる体に戻していくことが出来ます。また、このリバウンドは永遠に続くわけではないということも覚えておいてください。

人によって期間は様々ですが、早い人では数ヶ月でかなりの改善が見られることもあり、数年ほどでほとんどの人は脱ステロイドに成功できるという報告もあります。周りの人の理解と、必ず出口は来るという自分への希望が重要です。参考資料もインターネットで調べることが出来る時代になりました。どうか希望を失わずに脱ステロイドに取り組んでください。